作物泥棒へ投げかけた父の言葉から学んだこと【実体験】

小さい頃の親の発言が今でも残っていることは誰でもあることかもしれません。

ヤマネ(@yamanebass)もそのうちのひとりです。

今回は自身が小さい頃、起こった作物泥棒と父親の話をしたいと思います。

目次

作物泥棒へ投げかけた父の言葉から学んだこと【実体験】

作物泥棒

ときは自身が小学生のとき。

なんとなく、父母から「最近畑の作物がなくなっている」

そんなことを話しているのがなんとなく聞こえてきました。

自身は散々、道徳の授業でいわゆる「モラル」というやつを学んでいます。

なんとなく、「わるいひとがいる」というのを考えるのが億劫でした。

授業で学んだ、「正しいこと」。

それをしている人のことのことをうまく理解できず考えたくなかったんだと思います。

「両親の思い違いだ。」

…そう思うことで自身のなかにあったもやもやをなんとかなだめていました。

「そんなに悪いことをする人がいるはずがない」

自身は改めて自分に向けてそう思ったのです。

でも、ついに出遭ってしまいました。

春先の晴れた日に、家族で車に乗り込み、

さぁ、家に帰ろう少しエンジンがかかったすぐあと。

「ちょっと待って。」

ー母親の声。

「とった!!」

同じく母親の声。

過ぎ去った畑を車のうしろの窓越しに眺める自身。

そこにあるひとつのかげ。

自分たちの畑におりていく。

急いでUターンで畑に向かい、家族が過ぎ去ったあとの誰もいるはずのないそこになぜかある、

ひとのかげにめがけて向かいます。

かげは車に気づいていない。

車に気がつかなかったかげとの距離が近づき、顔がはっきりとわかります。

我々の畑にいるかげの正体。

・・・4〜50代くらいの男性です。ひとりでした。

手には、我々が育てた作物。

「返しますよ。」そう言って男性は気まずい笑いをこちらに向けています。

何が起きているか小学生の自身にはわかりませんでした。

あまりにも理解が追いつかない光景だったからです。

父親はその「かげ」にめがけて穏やかな口調でこう言いました。

それは自分たちが一生懸命育てたんですよ。今手に持っている分は差し上げます。

でも、今後はとらないでくださいね。

・・・自身には理解ができませんでした。

もっときつくいうこともできる。

手に持っている自分たちが一生懸命作った作物を取り上げることもできる。

なのに、

なんでそんな言葉をかけたんだろう・・・

父親の行動は正しかったのか

作物泥棒へ父親が投げた言葉

世の中には二種類のひとがいます。

GIVER(ギバー・ひとに与える人)とTAKER(テイカー・ひとから受けとるひと)です。

先にもかいたような行動をする自分の家族は圧倒的GIVERだと思います。

だから家族が消耗するところもみてきました。

台風や大雨が日本を襲った2019年。

自身の実家も被害を受けました。

壊れた家の屋根をなおす父親を見て、言いました。

「火災保険があるんだし、なおしてもらったら?」

父親は言いました。

他の県ですごく被害をうけているひとがいる。業者がそういうところにさきに行かなきゃいけないからうちはあとでいい。

・・・この言葉について、100パーセント完全にわかったわけではありません。

ただ、言えるのは物事には正しい、正しくない、とか、

損しない、損する

でははかれない尺度があります。

どちらがいいとか、悪いとかわかりません。

平気でひとから搾取する人がいるのも知っている。

GIVERはそういうひとの獲物になりやすい。

ただ、圧倒的に優しい心を持っている人は

人の心を動かすことができる。

記憶に残ることができる。

現に自分が他人からしてもらったそういう出来事のことをずっと覚えています。

損得でなくて自分のものさしをつくれるひとになりたい。

たまに父親を思い出してはそう考えています。

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