HSP気質(光や音などの刺激に敏感に反応する気質)を持つ方は「自分はどんな環境に身を置いたら快適に暮らせるのか」と考えてしまうこともあるはず。
ひとつの解決策が、読書です。
あらゆる著者や専門家が出版している本を読むことで、必要な知識を得て穏やかな暮らしのヒントにできるからです。
この記事では内向型HSPで自称読書家のやまね(@yamanebass)がHSPの方へおすすめな本を15冊紹介します。
不安をしずめ、感情を理解することに焦点を当てられるでしょう。
ぜひ最後までお読みいただき、感情をコントロールするための対処法を探ってみてください。
今回紹介するうちの何冊かはKindle Unlimited対象です。
読書はHSPにとって、もやもや思考を手放すための重要な時間。
集中してたくさん読みたい方はKindle Unlimitedにてまとめて読むのも◎
\ 30日間の無料体験!/
悩みをスッキリ解消!HSPにおすすめの本15冊
ここからは自称読書家のわたしがHSPへおすすめな本を紹介します。
1.敏感で考えすぎる人の心を守る 5つの処方箋
内向型HSP気質を持つ当ブログの運営者やまねが、心をラクにするための思考術を書いた一冊。
休職を経験し「もうあんな思いはしたくない」と学び、どのように行動をずらしたのかをいち個人の視点で書いています。
以下にピンときた方におすすめ。
- もやもや考えてしまった際の対処法
- 会社の人間関係で疲弊しないコツ
- 心を落ち着かせる簡単な方法
専門家の本を読んだけどなかなか実践し続けるのが難しい!と思う方はぜひお読みいただき、頭のもやもやを手放してみてください。
なお、Kindle Unlimited会員の方は追加料金なしでお読みいただけます。
タイトル | 敏感で考えすぎる人の心を守る 5つの処方箋 |
著者 | やまね |
ページ数 | 134ページ |
発売日 | 2022/11/30 |
2.「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
HSP専門カウンセラーである武田 友紀さんの著書。日本ではこちらの本をきっかけにHSPの概念が広がりを見せたように感じます。
え!わたしのことだ!と思い衝撃的だったのを覚えています!
あらゆるテレビ番組でも紹介され、話題沸騰したHSP入門書。
HSPあるあるがたくさん書かれており、仲間ができるような安心感を得られます。
タイトル | 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 |
著者 | 武田 友紀 |
ページ数 | 217ページ |
発売日 | 2018/7/25 |
3.今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト
同じく武田 友紀さんが書かれた本。
繊細な人が持つ感性を活かし、日常からめいっぱい幸せを感じる方法を学べます。
繊細な人が否定してしまいがちな自分の性格ひとつひとつが長所として挙げられ、どのように使うのかが丁寧に書かれていて読みやすい。
取り入れやすい小さなステップが書かれているため読んでいて納得感があり、小さく行動してみたいと思えます。
タイトル | 今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト |
著者 | 武田 友紀 |
ページ数 | 213ページ |
発売日 | 2020/4/8 |
4.もう内向型は組織で働かなくてもいい
HSPの70パーセントは内向型であるといわれており、内向型HSPにとって働き方の参考になる本。
内向型を活かす働き方やそういった仕事を見つけるステップが丁寧に書かれており、実際に手を動かして書き出しながら考えられます。
「組織で働くことにもやもやを感じている」「でもいったい何から始めればよいの」と考える方におすすめ。
具体的なステップが書かれているため、行動を起こし、理想の生活を目指すうえでの参考になります。
タイトル | もう内向型は組織で働かなくてもいい |
著者 | 堤 ゆかり |
ページ数 | 204ページ |
発売日 | 2020/3/10 |
5.ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
HSPの提唱者であるアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン氏がHSPへ送る本。
HSPの自分を悲観しなくてよい理由やHSPのとるべき戦略が多角的に、かつ深掘りして書かれています。
行間が詰まっているためレイアウトの好みは分かれそうですが、内容は濃いです!
友人関係、恋愛のことにも触れられており、ゆっくりじっくり読むと自分の行動を見直し、これからのことを深く考えるきっかけになるはず。
自分のいままでの行動と照らし合わせて、納得感がありました!
タイトル | ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 |
著者 | エレイン・N・アーロン |
ページ数 | 408ページ |
発売日 | 2008/3/18 |
6.「静かな人」の戦略書
2022年6月に発売されるやいなや話題が沸騰し、14万部突破した内向的な人のためのいわば教科書。
内向型HSPにはおすすめです。
以下のように内向型が得意とするものが述べられています。
- 「表面より本質」を重視する
- 文章表現は重要な武器のひとつ
- 不思議なほど他人の考えやニーズがよくわかる
「自分の力はこんなところに活かせるかも」と心に小さな光を見つけながら読める一冊。
組織のなかで気質を活かす方法も書かれており、会社や地域コミュニティなどの何かしらの組織で苦戦する人にも、ぜひ。
タイトル | 「静かな人」の戦略書 |
著者 | ジル・チャン |
ページ数 | 303ページ |
発売日 | 2022/6/28 |
7.しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方
HSPは大多数と異なる性格の特徴を持つため、差異を感じて日々悩む機会が多いのでは。
本書では、心理カウンセラーのきいさんが心にあらゆるしんどさを抱える人に、ほっとできる言葉を手渡しています。
とても柔らかい言葉のボールを投げてくれるのは、著者が実際に統合失調症や適応障害を経験なさっているからだなぁと感じます。
例えば以下のようなしんどさにアプローチしています。
- 愚痴や弱音を吐けない人
- 人との接触が苦手な人
- 「やらなきゃ」と焦る人
HSPのあるあるだね〜
かわいいイラストの4コマ漫画と読みやすい量の文章で構成されているため、心が疲れていっぱいいっぱいのときにもスッと心に入ってきます。
1ページごとに完結するような内容であるため、寝る前に毎日ちょっとずつ眺めるのもよさそう。
疲れ度が高い方はぜひ紙の本を手にとって癒されてみてください。
タイトル | しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方 |
著者 | きい |
ページ数 | 183ページ |
発売日 | 2020/3/14 |
8.精神科医が見つけた 3つの幸福
精神科医の樺沢 紫苑さんが幸せに関して述べている本。
幸福には以下の3つがあると書かれています。
- セロトニン的幸福
- オキシトシン的幸福
- ドーパミン的幸福
ささいなことで幸せを感じられるHSPは、本書を読むことで自分の思う幸せの定義を確立できるはず。
わたしはこちらの本を読んで自分が休職してしまった理由を具体的に探れました。
穏やかでいられない原因がわかると避けられるね!
何かについていけないことが多い自分を肯定できるようになること間違いなし。
タイトル | 精神科医が見つけた 3つの幸福 |
著者 | 樺沢 紫苑 |
ページ数 | 411ページ |
発売日 | 2021/3/15 |
9.ラクしてうまくいく生き方
実業家であるひろゆきさんが肩の力を抜いて生きていく方法を説いた本。
HSP向けというわけではありませんが、ついつい完璧主義を目指してしまうHSPの気持ちがラクになるような生き方が書かれています。
「これをやると豊かだな、心がラクだな」とわたしが思って取り入れてきたことがいくつか書かれているのを見つけ「この考え方でいいんだ」と思わせてくれた一冊です。
頑張りすぎてしまう特徴のあるHSPにおすすめです。
タイトル | ラクしてうまくいく生き方 |
著者 | ひろゆき |
ページ数 | 225ページ |
発売日 | 2021/5/20 |
10.アサーション入門
アサーション(自分も相手も大切にする自己主張)のコツが書かれた一冊。
HSPは相手の気持ちを察しやすいぶん自分が引き受けてしまったり、言葉を飲み込んだりして我慢してしまったりする傾向にあります。しかし、ときにそれが自分を苦しめてしまうことも。
共感力の強いHSPがなかなかできないでいることを、思考から変えて行動できるようにしてくれる。
考え方をアサーティブにし、どのように伝えるのかが丁寧に書かれており、ぜひお読みいただきたいコミュニケーションに関する本。
「これ頼んでしまうと申し訳ないな」と仕事を自分で抱えがちなわたしは、とても心がラクになりました!
タイトル | アサーション入門 |
著者 | 平木 典子 |
ページ数 | 140ページ |
発売日 | 2012/2/20 |
11.すりへらない心をつくるシンプルな習慣
心理カウンセラーの心屋 仁之助さんが心をすり減らさない思考や行動のコツを書いた一冊。
HSPがターゲットというわけではありませんが、日々心をすり減らしているHSPに響く言葉がたくさんあります。
特にわたしは「ネガティブな言葉をきちんと使う」との言葉にハッとしました。
自分の持つ性格がゆえにしぼんだ日々を過ごす人の背中を、優しくさすってくれます。
タイトル | すりへらない心をつくるシンプルな習慣 |
著者 | 心屋 仁之助 |
ページ数 | 192ページ |
発売日 | 2012/7/13 |
12.エッセンシャル思考
シリコンバレーのコンサルティング会社CEOであるグレッグ・マキューン著で「重要なことを見極め実行するための方法」が書かれた一冊。
HSPは細かなところまで目につき大きな課題ととらえるぶん、やるべきことがあふれてしまうときも多々あるのでは。そのようなHSPを救う大切な思考が、エッセンシャル思考です。
やるべきことを最小限にすると重要なことに最大限力を発揮できます。
わたしはエッセンシャル思考を取り入れてから、選択や仕事の優先順位をつけるのがうまくなりました。
仕事やプライベートでやることがたくさん見え、疲弊してしまっている方はぜひお読みください。
タイトル | エッセンシャル思考 |
著者 | グレッグ・マキューン |
ページ数 | 320ページ |
発売日 | 2014/11/17 |
13.人生がときめく片づけの魔法
「大好きなものに囲まれた生活」を送るための片付け術が書かれた本。
繊細な人は普段考えすぎてしまい、共感力も手伝って自分を犠牲にして他者を助けたり自分が本当は対して欲していないことに付き合ったりすることもあるのでは。
本書では著者である片付けコンサルタントの近藤 麻理恵さんが、ときめくものを残して思考や人生を変えようとうたっています。
「おおげさな……」と思うかもしれません。
しかし当ブログ運営者であるやまねは、近藤 麻理恵さんの片付けメソッドをもとに片付けを経験してから、日常生活で物事を選び取るのがうまくなりました。
結果、心地よいと感じる瞬間が増えました。
「んな、ばかな!」と思う方はぜひ本書のページをめくりながら家のなかのものを片付けてみてください。きっと何かが変わるはずです。
タイトル | 人生がときめく片づけの魔法 |
著者 | 近藤 麻理恵 |
ページ数 | 270ページ |
発売日 | 2010/12/27 |
14.嫌われる勇気
日本の哲学者であり心理学者の岸見 一郎さんとライターの古賀 史健さんとの共著。
2013年に発売され、飛ぶように売れた大ベストセラー本。
どのようにすれば人は幸せになれるかという人類最大の問いに対し、アドラー心理学を用いて会話形式で展開されていて読みやすい。
HSPはついついまわりの目を気にして誰も傷つけないような行動をとることがあり、それゆえ自分が苦しんでしまうときがあるのでは。
本書で触れられている本人と他者との「課題の分離」の話は、あれこれ人を助けてしまったり物事を気にして疲弊したりするHSPを救ってくれるはず。
タイトル | 嫌われる勇気 |
著者 | 岸見 一郎、古賀 史健 |
ページ数 | 259ページ |
発売日 | 2013/12/12 |
15.休職で絶望したわたしが副業Webライターで月5万円稼いで自己肯定感をあげた方法
HSP気質を持ち、当ブログの運営者であるやまねが書いた電子書籍。
きたきた!(笑)
HSP気質であり「いつか疲弊して仕事についていけなくなるときがくるのでは」との不安よりWebライターに取り組み、景色が変わったことを書いた一冊。
会社勤めとの相乗効果、Webライターの概要、ステップアップの方法を書いています。
ライターとして活動し、得た「ライティング力」「検索力」「マーケティング力」は誰にも奪われない大切なスキルです。
ぜひお読みいただき、力を秘めたパラレルワールドの自分に会いに行ってみてください。
自己肯定感を上げるためのヒントになればうれしいです!
タイトル | 休職で絶望したわたしが副業Webライターで月5万円稼いで自己肯定感をあげた方法 |
著者 | やまね |
ページ数 | 123ページ |
発売日 | 2021/8/29 |
ついつい疲弊してしまう!HSPの悩み3選
刺激に敏感なHSPはあらゆる悩みを抱えています。
ここではHSPがよく悩むことを3つに絞って紹介します。
悩み1.考えすぎる
HSPはあらゆる細かなことに目がいくため、心配性で考えすぎる傾向があります。
自分の判断に二の足を踏んだりまだ起きてもいないことをあれこれ過剰に心配したりしてしまうことも。
わたしはよく思考がいろんな方向へお出かけします……
問題を客観的にとらえられず、脳内で膨らませてしまい、不安がぬぐえません。
悩み2.人間関係の形成が難しいと思う
HSPは生まれつき敏感で傷つきやすい傾向があり、人間関係を形成するのが難しいと感じてしまうときがあります。
思慮深い性質があるため、初対面では相手に不快感を与えないように自分をつくってしまい、無理して悩むことも。
結果、人に心を開くのが難しくなってしまったり行動する前に気持ちが沈んでしまったりすることがあります。
悩み3.特定の環境で負荷を感じやすい
大きな音や明るい光などの刺激を受けやすいのがHSP。
すぐに疲れてしまったり圧倒されてしまったりと、負担がかかることも。
世の中の多くは刺激に敏感でない人であるため、基準もHSPの欲しているものと異なることが多いもの。
例えばオフィスでは明るい照明や人々の話し声、パソコンからの強い光を浴びて知らず識らずのうちに疲れてしまいます。
疲弊するのを避けるために休憩時間は人から離れたり電子機器からあまり明るい光が放たれないように設定したりと、気を使う場面も多いでしょう。
快適な環境に整えるためにやるべきことが多くなり、消耗してしまいます。
本を読んで心地よさの旅に出よう
世の中の大きな流れは非HSPによって作られていることが多々あります。
それゆえ「自分は大きな流れについていけないな」と思って心がふさいでしまうこともあるでしょう。
ときには自己肯定感がとても低くなってしまい、心が晴れない日々を過ごすこともあるはず。
今回紹介した本をお読みいただき、心地よい暮らしのためのヒントにしてみてください。
自称読書家のやまねがおすすめするKindle Unlimitedで読める本も以下の記事で紹介しています。