「職場に苦手な人がいて、毎日ゆううつだなぁ」と思うことはありませんか。
自分となんとなく合わなかったり、少し威圧的だったりする人はどの職場にもいるもの。
苦手だと思う人に対してどのように接したらよいのかわからず空回りしてしまう人もいるでしょう。
苦手な人へどのように接したらよいかなど、マニュアルがあるものではないから困っちゃいますよね。
ですが、接し方のちょっとしたコツをベースに相手と接したり、上司へHELPを出したりすと、突破口が見えてくるもの。
なぜなら、わたし自身何回かの転職経験でどちらの職場にも少しばかりは「苦手だなぁ」と思う人がいましたが、今回紹介したことを実践して心の平和を維持できているからです。
そこで本記事では、苦手な人との接し方や考えるべきことを紹介します。
「どのように接したらよいのか考えてもわからない!」と行きづまった方は、ぜひ最後までお読みいただき解決の糸口を探ってみてください。
苦手な人への接し方は?職場で試すべき5つのコツ
ここからは苦手な人への接し方のコツを5つ紹介します。
1.あいさつはきちんとする
自分に対して敵対心があると思う人を好きになれない一方で、そうでないとわかれば接し方が穏やかになる人もいるでしょう。
なんとなく感じのよい人になって、苦手な人から悪く思われづらくなるため、出社、退社のあいさつやお礼はきちんとおこないます。
結果、変にきつく言われるのを解消する一歩になりますよ。
2.嫌われず、好かれすぎない距離を保つ。
自分が苦手だと思っている人と接する機会が多いと、精神的に疲れてしまうものです。
難しいですが、嫌われて嫌味を言われたり、好かれすぎてたくさん話しかけられたりする距離の中間を目指すとよいですよ。
笑顔で接しつつも相手の話にのりすぎなかったり、近くにいるときに少し雑談したりするのみでも問題ないでしょう。
心がざわざわせず、本来考えるべき仕事のことに意識を集中できるといえます。
3.スキを見せない
職場には人のスキを見つけては攻撃したいと思う人もいるでしょう。何か解消したい不満を持っていて、悪口を言いたいだけなどということもあります。
攻撃して相手の反応を見るのが好きそうな人と会話する場合は、なるべくスキを見せないのが吉です。
誰にもスキを見せないと近寄り難いと思われるため、信用できる人には話すのでもよいと思います。
「なんだかネタがなくておもしろくないなぁ」と思われて相手から変に扱われるのを避けられますよ。
4.明らかに苦手だとわかる反応はしない
「自分って嫌われているのかな?」と感じると、それ以上その人に近づこうとは思わなくなる人もいるでしょう。
それどころか「なんだか嫌な感じだな」と思われてきつくあたられてしまうかもしれません。
たとえ苦手だったとしても、明らかにわかってしまうような態度は控えましょう。
余計な反感をかわなくなるため、相手からいやに感じられる可能性が低くなりますよ。
職場で愚痴を言わない
常に刺激を求めており、噂話を好む人がいるのも事実です。
人から聞いた本音を「あんなこと思っているよ」と面白おかしく周囲に言いたいなどということも。
苦手な人本人に伝わらないように、職場で愚痴を言うのは避けるべきです。
余計な亀裂を生むのを避けられますよ。
苦手な人を避けられないときもある!付き合い方で気をつけるべき3つのポイント
職場にひとりはいるかもしれない、苦手な人。しかし、仕事をするうえで付き合っていかなければなりません。
ここからは、苦手な人との付き合い方で気をつけるポイントを紹介します。
1.苦手の人が持っている「正義」はなんなのか考える
人には人の考えがあり、必ずしも自分のそれと一致するとは限りません。
ときには、相手が自分にとってすぐには理解できない考え方をしていることもあるでしょう。
一度相手の立場に立って、どのような考えで意見にいたっているのか、想像したり考えを聞いたりしてみることです。
意外と方法が自分とは違うだけで、目的は一緒だとわかることもあります。
すると、相手の考えを認められるものですよ。
2.自分で改善できるところがないか考えて対処する
苦手な人との摩擦から、思いがけず自分に足りないことを学ぶ場面があるものです。
もし相手から少し威圧感を覚えるようなときは、いったん立ち止まって、自分側で改善できるところがあるか考えてみるとよいでしょう。
とはいえ、過度に自分を追い込むのは止めましょう。
ここで説明しているのは自分を追い込むのではなく「こちら側でできる対策をしたうえで上司にかけ合うこと」です。
もし上司に話を聞いてもらえるときがあるとすれば「自分側は○○を改善したうえで相談している」と伝われば、説得力が増すもの。
上司も客観的な判断をくだしやすくなるでしょう。
3.苦手だと思う人とどのような関係が築けたらよいのか整理する
苦手な人となんとなく仕事をしていても、どこか合わせてしまったり、愛想笑いばかりしたりしてしまうこともあるでしょう。
気持ちが落ち着かずに翻弄されてしまうことがあるため、一度、その人とどのようなコミュニケーションをとれば自分の目的が円滑にいくのか考えるとよいでしょう。
例えばわたしの場合(現在の職場で苦手な人はいませんが)、お客様にとってよい提案をするために必要なコミュニケーションがストレスなく取れる関係をゴールにしています。
目的意識がしっかりある人は強いもの。「ちょっと強く言われても関係ない」と思い、心にある種のバリアーができますよ。
苦手な人に拒絶反応を示してしまうときの3つの処方箋
ここからは、職場の苦手な人との関係でどうしても辛いとき、自分に与える処方箋を紹介します。
1.上司に打ち明ける
上司は組織に対して構成を調整したり、業務を指示したりする役割を持っているものです。
何か理不尽なことが起きているようなときは、苦手な人や自分より立場が上の人に相談してみるとよいですよ。
そのとき以下のようなことを伝えます。
- 客観的に考えて何が問題になっているか
- 上司にどのようなことをお願いしたいか
実際、アルバイト時代に苦手な人とシフトが被らないよう、調整してもらっている人がいました。
業務に支障がなければ座席やシフトを調整してもらえて「頼れるところがある」と安心感が出ますよ。
2.家族や同僚など気心知れた人に話す
職場の苦手だと思う人のことを考えていて、ひとりで落ち込んでしまうときもあるでしょう。そのようなときに誰か話せる人がいると心強いものです。
自分に近しい存在である、家族や同僚に気持ちを打ち明けてみるのもひとつの方法ですよ。
「自分だけが思っているんじゃない」「何かあれば話を聞いてくれる」と思い、少し気持ちが楽になります。
ときには自分が思っていなかったような考え方やアドバイスもあり、一緒に問題を解決していく機会にめぐまれるものですよ。
3.程度がひどい、改善されないようであれば働き先を変える
苦手だと思う理由にも程度がありますが、きつく当たられていたり、そっけない態度を取り続けられていたりするときは辛いと思うでしょう。
ひどいときは夜に眠れなくなってしまったり、めまいが出てしまったりと体の不調として現れてしまうことも。
苦手な人のために心身が疲弊し続けているようなときは、働き先を変えることも考慮するべきですよ。
上司に相談しても事態が変わらないようなときに検討しましょう。
職場に移ることで自分が生き生きと仕事ができて、本来あるべき力をまた発揮できるようになるでしょう。
職場に苦手な人がいると緊張するもの。改善されなければ働く先を変えたっていい
仕事していると一度は出会う、苦手だと思う人。
できれば仕事に支障がないように良好な関係を保ちたいところですが、なかなか状況を改善するのが難しく、日々緊張して気疲れしてしまうことがあるものです。
「仲良くならなくちゃ」と考えることもあるでしょう。しかし、無理に仲良くしようとして近づくと疲れてしまい、本来の仕事に力を発揮できなくなってしまうかもしれません。
適度に消耗しない距離感で付き合いつつ、何か改善しなければならないようなことがあれば上司に相談したり、状況が変わらなければ働き先を変えたりして自分の心を平和に保ちましょう。