「職場に行きたくないと思ってしまうけれど、逃げなのか知りたい」
「なんとかしたいけれど、一体どういった対策をしたらよいのか知りたい」と、悩んでしまっていませんか。
通勤時の違和感を放っておいたら、心身ともにダメージを負って回復に時間がかかってしまうケースも。
わたしは人間関係が殺伐としている職場にいたことがあるのですが、なんとか好転するように、と思っていたら心がぽっきり折れてしまった経験があります……
この記事では、職場に行くのが怖いと思ってしまったときの原因と、思考面・行動面における対処法を紹介します。
現状に危機感を覚えている方は、ぜひ最後までお読みいただき、事態をよくするためのヒントにしてみてください。
職場に行くのが怖いと思うのは逃げではない!逃げてもよい理由
「職場に行くのが嫌だ」「休み明けは職場への足取りが重い」と考えるけれど「これって単なる甘えかな」と思う人がいるかもしれません。
その考えは自分に厳しすぎます!
真っ先に伝えたいのは「仕事に行きたくないと思うのは黄色信号。ちょっと立ち止まってみて」ということです。
わたしが休職してしまった経験からにはなりますが、職場を嫌だと思うのにはふたつの理由があると感じています。
- 仕事に慣れていなくて、わからない業務だらけでキツい
- 職場環境が良くなく、とにかく身を置くのが辛い
前者はいずれ経験を積むとなくなるストレスですが、後者は時間が経ってもなかなか消えません。
仕事が怖いのを放置する、もしくは気をそらし続けていたらストレス過多となり、自律神経が乱れてしまいます。
その結果疲れやすくなったり、精神的に不安定になったりします。
わたしは吐き気や耳の不調となって現れました……
仕事はあくまでも幸せに暮らすための手段。それが健康を害してしまっては本末転倒です。
身体を壊してまでする仕事はありません。逃げる選択肢も持つべきだといえます。
関連記事>>人間関係で仕事を辞めたいと思うのは甘えではない!理由3つと考えるべきこと
職場に行くのが怖いと思う原因
ここからは、職場に行くのが怖いと思ってしまう原因を紹介します。
人間関係が複雑だから
周りの人間模様が気になってしまって、仕事が手につきづらい職場があります。
目の前の書類に集中したいのに、遠くのほうで嫌味を言い合っている人の声や大きなため息がきこえると自分も気分が穏やかではいられなくなるものです。
「不機嫌な態度が自分にも向くのでは」と思い、毎朝気が重くなってしまいます。
わたしの場合は特に音に敏感なタイプなため、こういった職場は心臓がバクバクしてしまいます。
当たりが強い人がいるから
人間誰しも強く言われるとひるんでしまいます。
自分らしくいられない結果、本来の力が発揮できなくなってしまうケースもあるものです。
職場や上司によっては少しのミスをオーバーに言ったり、質問にキツく返されたりするときもあるでしょう。
すると徐々に自信がなくなり無気力になり、仕事のことを考えると胃が痛くなってしまうといえます。
忙しすぎて日中気が急くから
仕事時間は休まらず、気が張るものです。
電話がひっきりなしに鳴って書類がさばけておらず、結局日々遅くまで残業して取り戻さないといけないケースもあります。
家に帰って寝るだけでリフレッシュする時間も取れず、疲れが溜まってしまいます。
今日も遅くなるだろうと考えると、しぶしぶ支度しながら「もう行きたくない」とうなだれてしまうのです。
気軽に話せる人がいないから
職場の悩みの大半は、人間関係によるものです。
入社して日が浅く同年代が職場にいないと、少し相談したり愚痴を言いたかったりしても、できません。
悩みはアウトプットするからこそ、軽くなるものです!
気軽に離せる人がいないと自分の中に溜め込んでしまい、悩みが尽きずに「辞めたい」と思いつめてしまいます。
職場の環境が苦手だから
もともと騒がしかったり、情報量が多かったりする環境が苦手な人もいます。
わたしです……!
オフィスに大勢の人がいて鳴り響く電話の音やなかなか返信の追いつかないメール、覚える内容が多いうえにスピード感を求められる職場に、ほとほと疲れてしまうときもあるものです。
脳疲労が溜まり、ぐったりして疲労が抜けないまま家を出る生活に「自分は何をしているのだろう」と無気力になってしまうケースもあります。
もしかしたら気疲れしやすいあなたもHSP気質の繊細さんかもしれません。
ご興味ある方は以下の本が参考になるかと思います。ぜひ一度HSP関連の本を読んでみてください。
本屋でこちらの本を読んで「わたしのことだ……!」と衝撃を受けたのを覚えています!
職場にいくのが怖いときの対処法5つ|思考編
ここからは、職場に行くのが怖いときのとらえ方を5つ紹介します。
1.皆があまりこちらを意識していないことを知る
自分が考えるほど、相手は自分のことを気にしていないケースもあります。
イライラしている人がいても、自分に対してではない可能性があると心に留めておくことです。
単に寝不足とか頭が痛くてしかめ面をしている人もいます!
業務時間はひっきりなしにタスクが降ってくるため、なおさら人ばかりを気にしてはいられません。
「何かしてしまったのかも」と自分を責め過ぎないようにしてくださいね。
2.消耗している原因を深掘りする
何かを変えたくても、アプローチする先が違ったら効果は得られないものです。
自分が仕事に関して消耗していると感じたら、何が原因なのかよく考えるようにします。
「忙しくなるとイライラしているから、そうなる前にフォローしよう」と、具体的な対策にたどりつけるといえます。
3.リフレーミングする
ひとつの物事が起きても、見方が変わればまったく違う別の考えに至るときもあります。
一見ネガティブに考えられるような事柄でも、プラスの面からも見てみるとよいですよ。
例えば、何かを失敗してしまったとしたら「失敗したことで次に慎重に行動できるから、この経験も無駄じゃないな」と思うようにします。
普段からリフレーミングしていると思考が鍛えられ、ひとつの出来事から自分を責め続けることが少なくなりますよ。
4.健康を害してまでする仕事はないと考える
仕事は起きている間でも、多くの時間を占めます。
そのため、仕事の悩みが頭について周り、プライベートもなんとなく落ち込み気味になってしまうときもあるでしょう。
ですが、あくまで仕事は幸せに生きるための手段です。
冒頭でも触れましたが、体調を崩してまで働く必要はないと心得ておくことです!
「ここまで健康を害しそうならグレーゾーンだ」と、心身の調子が悪くなる前に手を打てるようになりますよ。
5.自分のせいだと思いすぎない
プライベートで嫌なことがあり、職場で人に当たって発散している人もいます。
何か良くないことが起きると真面目な人ほど「自分のあの行動がよくなかったのかもしれない」と思うかもしれませんが、自分を責めすぎることはありません。
自分で反省するべきところはしっかりと振り返り、それ以上の感情をぶつけられたら、それは相手の問題です。
自分のやるべきことと相手の問題を切り分けられると、心の平穏を保てるようになります。
職場に行くのが怖いときにとるべき5つの行動
ここからは、職場に行くのが怖いときの行動を5つ紹介します。
1.医者に相談する
メンタルの不調が自分でも気付かないうちに、身体の不調となってしまうケースがあります。
早めに手を打たないと回復が遅れるときがあるため、産業医や心療内科で相談するとよいですよ。
場合によっては不調が度を超えているケースがあり「休んだほうがよい」「環境を変えたほうがよい」と、医師の経験から適切なアドバイスをもらえます。
2.上司に相談する
職場で環境を調整する権限を持っているのは、上司です。
原因となることが明らかであれば相談します。
例えば以下のような改善ができる可能性があるでしょう。
- 部署を変える
- 在宅勤務をする、もしくは日数を増やす
- 原因となる対象が人なら、あまり関わらない役割に変更する
まっとうな上司や会社であれば、こちらのわがままでない限りはきちんと対応してくれようとします。
上司に現状を知ってもらっている、と思うだけでも安心感が持てるものですよ。
わたしは上司に相談したことがあるのですが、保有している資格や経験、部署の人数の関係で異動できなかったことがあります。
業務量に対して人数が少なく、休職者が何人かいるにもかかわらず、改善されていない職場を見て、転職を決意しました。
まさに資本主義の悪い部分……。
自分の働き方を考えたい人は以下の本がおすすめです!幸せな働き方を検討できます♪
3.家族に相談する
自分の立場と近しい人へ相談すると、将来のことも考えて親身に相談に乗ってもらえます。
自分に一番近い立場の人は、家族です。家族に相談しましょう。
近くにいて、自分の性格をよく知っている人からのアドバイスは心に響くものがあります。
自分では考えつかなかった道を開いてくれるかもしれません。
辞める選択肢や様子を見るのも含めて、本当にあなたのことを考えたアドバイスをもらえる結果、後悔のない判断をできますよ。
4.休職する
すでに心身ともに疲れ果ててしまって、まっとうな判断ができない状況になっているケースがあります。
退職の判断を急がず、休職するのもひとつの方法です。
心と体が休まって復職するべきか、環境を変えるべきか冷静にこれからのことを考えられるようになります。
5.転職活動する
そもそも部署異動したとて、会社の方針自体がブラック気味であるケースも考えられます。
少ない人員で膨大な仕事を回す会社はあります。
体力がまだあるうちに転職活動してしまったほうがよいでしょう。
現在の仕事を辞める判断基準は以下のとおりです。
- 夜眠れない
- なぜか涙が出る
- 頭痛や吐き気がする
- 家でも気付いたら仕事のことを考えてしまう
- 休日に体力が回復しきらないうちに出社日を迎えてしまう
わたしは休職するまで追い詰められてしまった経験があるため、回復に時間がかかりました。
当時は睡眠導入剤で眠れるだけで幸せな気分になりました……(いまは健康)
健康になって、よかった!
転職活動を始めるなら、おすすめなエージェント2つ
もし自分でできる手を打って状況が改善されない場合は、元気なうちに転職活動するのがおすすめです。
思い返せば転職活動する元気もないほど、忙しく働いていたことがありました……
個人的に利用して、おすすめなエージェントはリクルートエージェントとdoda
体験談や独自に集めた口コミを以下の記事で紹介していますので、ぜひお読みください。
まとめ|体調やメンタルを崩す状況なら、無理していく必要はなし!早めに対処しよう
誰しも一度は経験する、職場に行きたくない感情。
「事態は変わる」と期待を持つのもよいですが、放っておくとメンタル面での不調へと発展してしまいます。
人生のうち長い時間を割くため、できるなら毎日穏やかな気持ちで出社したいと思うかもしれません。
心身を壊す前に相談したり、他の会社を見たりして、健康第一で過ごしてみてくださいね。
職場の人間関係で疲れてしまっている方は、ぜひ以下の記事もお読みください。